映画・テレビ

2010年7月 3日 (土)

新番組『柳沢尚之の和食道』本日放送開始

LaLaTVの新番組『柳沢尚之の和食道』が本日7月3日からオンエアになります。

柳原尚之氏は近茶流嗣家(きんさりゅうしか)。
近茶流とは江戸時代、文化文政の頃から興った「近茶料理」を礎に、代々受け継がれてきた柳原家家伝の割烹道を体系づけ、「近茶流」とした料理の流派です。
近茶料理とは、江戸爛熟期の文化を背景としたいろいろな料理の技法やしきたりに基づく江戸懐石料理。
茶心を配した料理だから近茶料理といわれる所以なのでしょう。

もともと、近茶料理は代々女手に継承されていたものでしたが、『味の風土記』など食に関する多くの著書でも知られる故・柳原敏雄氏の代に、氏が宗家となって「近茶流」をおこしました。現在は、二代目の柳原一雄氏が宗家となり、番組の主人公、柳原尚之氏は、宗家を嗣ぐ資格を持つ嗣家。和食界の若きプリンスです。

この番組では、尚之氏がナビゲーターとなって、日本各地を巡り、その土地にゆかりのある食材を探求し、番組の最後には、近茶流日本料理を紹介するという構成です。

第1回は南房総・千倉が舞台
料理の神様を祀った高家神社の庖丁式からスタートします。

2010年6月 9日 (水)

新番組始まります

久々に、料理番組を構成します。
テレ朝の『いまどき! ごはん』以来の新番組です。

LaLa TVで7月3日から放送になる
『柳原尚之の和食道~Journey of Japanese Foods~』

内容は、和食界の貴公子こと、近茶流嗣家の柳原尚之さんが日本各地をめぐり、その土地にゆかりのある食材・調味料を使って、近茶流日本料理を紹介するというもの。

第1回は 千葉県南房総市千倉で海女さんが潜ってとったおおきな黒アワビを調理。

第2回は やはり房総半島の勝浦漁港に水揚げされたカツオを調理。

雑誌『婦人画報』との連動企画なので、記者発表の記事などは
こちらをご覧下さい。

2006年2月20日 (月)

料理バンザイ!

ryouribannzai 『料理バンザイ!』(テレビ朝日系)
テレビ朝日系で日曜夜6時に放送され、20年続いた長者番組。新劇出身の俳優で料理上手な滝田栄さんがMCを勤めた番組です。

さらだたまこは、この番組の構成を手がけていました。いわば、テレビのレギュラーで一本立ちしたデビュー作と言えます。スタート当時は放送作家界の重鎮・奥山コーシンさん(立川流の落語家として、シンガーソングライター、DJとしても活躍)と、ワハハ本舗の喰始さんが構成していて、初回の演出はあの久世光彦さんだったという、きらびやかな制作陣で作られた番組だったのです。
 やがて、料理番組は女性の視点で構成を!ということで、青島美幸さんが構成に参加することになり、一緒に書かない?と誘っていただいたのがきっかけです。青島美幸さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組を学生時代から書いていたののが縁ですが、今考えると、とてもラッキーな出来事です。今の放送業界では大学出たての、テレビの構成など未経験に近い新人に、30分のレギュラー枠をまんま一本担当させることはまずないですからね。当初は青島美幸さんのお弟子ということで、構成作家に加えてもらったのですが、あのころ青島さんはテレビへの露出も多く、多忙だったので「教えることは教えたから、あとは任せた」と、大胆にも一本すぐに書くことに! もっとも当時はプロデューサーも30代前半、ディレクターは20代後半。テレビスタッフはみんな若くて当たり前の時代でした。しかも、今と違って女性の構成畑の放送作家はほとんどいない、珍しい存在でしたから、料理番組とかファッション系、旅番組などは女性というだけで仕事が来る時代でした。「料理バンザイ!」を書いて1年後、日テレの「おしゃれ」という番組も構成するようになりました。当時は久米宏さんが進行するお昼間の番組だったのです。
 さて、写真は番組のレシピ&エピソードを集めた本(日本文芸社刊)です。さらだたまこが実際に担当した回のものにしぼって、そこからセレクトした思い出がちりばめられています。さすがにもう書店では買えないでしょうが、図書館や古本屋さんで見つけたら、読んでみてください。折に触れてこのサイトでも懐かしい番組の話をしていきますね。
 そうそう、さらだたまこは今、同じ時間帯の「いまどき! ごはん」の構成をてがけています。この番組もぜひよろしく!(by さらだたまこ)

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